AIは「構成と原稿の下書き」係。図表とデザインは自分で
スライド作成でAIが効くのは、スライドの並び(構成)と各スライドの要点、そして**発表原稿(読み上げ)**の下書きです。図表の作成や見栄えのデザインは引き続き自分の手で行うのが現実的です。
🚀 いちばん速いのは「型」を使うこと:構成をゼロから考えず、AI医局が用意した記入式の学会発表スライド作成プロンプト集に情報を埋めるだけで、完璧な型に沿ったスライド一式が一気に下書きできます。
| 工程 | AI | 自分 |
|---|---|---|
| 構成(流れ)の設計 | ◎ たたき台 | 最終決定 |
| 各スライドの要点 | ◎ 下書き | 取捨選択 |
| 発表原稿・想定質問 | ◎ 下書き | 推敲 |
| 図表・グラフ | △ | ◎ 作成 |
手順
ステップ1:発表の骨子を渡して構成案を作る
「◯分、◯◯学会、テーマ△△、結論□□。発表スライドの構成案を作って」と依頼。背景→目的→方法→結果→考察→結論の流れで、各スライドの見出しと要点を下書きさせます。
ステップ2:各スライドの文言を整える
スライドは「1枚1メッセージ・箇条書き短文」が基本。AIに「冗長な文を箇条書きに」「専門外にも伝わる表現に」と整えさせます。
ステップ3:発表原稿と想定質問
スライドに沿った読み上げ原稿と、想定される質疑を出させると準備が速い。回答は自分の見解で必ず上書きします。
安全に使うための3原則
- 患者を特定できる情報・症例写真の素材を入力しない(提示する症例は匿名化)。
- AIの出力(数値・引用・専門用語)は必ず医師が検証する。
- 発表内容の最終責任は発表者(医師)に帰属する。学会のAI利用方針も確認。
よくある失敗と回避策
| 失敗 | 回避策 |
|---|---|
| 1枚に情報を詰め込みすぎ | 「1スライド1メッセージ」で再整理を指示 |
| 数値・引用が不正確 | 原データ・原典と必ず照合 |
| 症例情報が具体的すぎる | 年代・性別など最小限に抽象化 |
まとめ
学会スライドは「構成・要点・原稿はAIの下書き、図表とデザインと検証は自分」の分担で、準備時間を大きく減らせます。1スライド1メッセージと内容の検証を守れば、伝わる発表に集中できます。